タイトル「2016年度危機管理学部」、フォルダ「2016年度危機管理学部 - (共通)
シラバスの詳細は以下となります。
科目ナンバー   RMGT/SSCS1140 
科目名   政治学2  
担当教員   日吉 秀松  
対象学年   1年   開講学期   後期  
曜日・時限   金2  
講義室   1307   単位区分   選  
授業形態   講義   単位数  
授業概要・キーワード 政治学1で学んだ基礎知識をもとに、現代の政治過程におけるさまざまな概念や事象について理解し、説明できる能力を涵養する。各自が本講義を通じて学びとったものを活用し、身近な問題はもちろん、現実政治がこれからも直面するであろう様々な危機に対して、多様な意見を許容しつつ、深遠かつ柔軟な発想で打開策をアウトプットできる「市民」となることを期待し、政治学の宝蔵から多角的な問題提起をおこないたい。  
授業の目的     本講座では、政治学に関する基本的な概念、理論などを学び、実際の政治的な動向を観察し、分析するう力を身に付け、よりいっそう政治に興味と関心をもたせることである。具体的には、近代社会の特徴、近代の主たる政治思想の歴史、それから、立憲主義、自由主義や民主主義の思想などについて基本的な知識を習得することをめざす。    
到達目標 政治学の理論と基本的概念を理解するとともに、政治システムの仕組み、機能、あり方に関する知識や国際関係論の知識を身に付ける。  
履修条件 政治学1を履修していることが望ましい。  
成績評価の方法 以下の諸項目で総合的に評価する。授業参加度:20%、小テスト:小テスト30%、期末試験:50%  
授業区分
内容
1(概要)ガイダンス
(内容)授業のテーマや内容、スケジュール、成績評価の方法について説明を行う。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:なし                                 復習:授業を振り返り、授業の目的と到達目標を確認する。                                                                     
2(概要)圧力団体と圧力政治
(内容)圧力団体発生の要因を理解し、圧力団体と政党の相違について比較する。また、日米の圧力団体の特徴について理解を深めることを目的とする。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:事前に配布したプリントを読んでおく。            復習:授業を振り返り、講義ノートを整理し、確認しておく。 
3(概要)選挙と投票行動①(選挙)
(内容)今日において、多くの国では、政治的リーダーは選挙で選ばれる。ただし、国によって選挙制度は異なる。それに関連して、日本やイギリスなどの選挙制度を学び、選挙の機能や投票の方法について理解を深めることを目的とする。                                      (運営方法)講義
(予・復習)予習:事前に配布した資料を読んでおく。                                            復習:授業を振り返り、講義ノートを整理し、確認しておく。
4(概要)選挙と投票行動②(投票行動)
(内容)人びとの投票行動と選挙の行方の関係や投票行動を規定する要因を把握し、投票行動の理論について理解を深めることを目標とする。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:事前に配布した関係資料を読んでおく。           復習:授業を振り返り、講義ノートを整理し、確認しておく。
5(概要)現代政治とマス・メディア
(内容)民主政治は世論の政治とも言われる。その世論を形成していく大変重要なアクターはマス・メディアである。ここでは、事例を取り上げて、マス・メディアと政治の関係などについて理解を深めることを目的とする。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:事前に配布した関係資料を読んでおく。           復習:授業を振り返り、講義ノートを整理し、確認しておく。
6(概要)地方自治と民主主義
(内容)地方自治制度は、地域民主主義を健全化させ、住民福祉を促進させるものである。ここでは、地方自治体と中央政府の関係や地方自治と民主主義の関係に関する知識を学ぶことを目的とする。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:事前に配布した関係資料を読んでおく。          復習:授業を振り返り、講義ノートを整理し、確認しておく。
7(概要)全体主義体制
(内容)個人主義や民主主義を否定し、個人のすべてを全体に従属させる政治体制である。ナチスドイツなどはその類である。ここでは、事例を取り上げて、全体主義体制の特徴などについて理解を深めることを目的とする。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:事前に配布した関係資料を読んでおく。          復習:授業を振り返り、講義ノートを整理し、確認しておく。
8(概要)権威主義体制
(内容)民主主義体制と全体主義体制の中間領域にある権威主義体制も非民主主義的な政治体制である。1960年代以降登場した発展途上諸国における国家主導型経済開発と強権政治を組み合わせた「開発独裁」も権威主義体制の一形態である。ここで、権威主義体制の特徴、権威主義と全体主義の特徴的な相違について理解を深めることを目的とする。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:事前に配布した関係資料を読んでおく。          復習:授業を振り返り、講義ノートを整理し、確認しておく。
9(概要)行政国家と官僚政治
(内容)政府介入の増大によって、現代国家を「行政国家」化した。こうした現象の進展により、政策の制定などは官僚機構に依存するようになる。ここでは、官僚政治の台頭と問題点について理解を深めることを目的とする。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:事前に配布した関係資料を読んでおく。          復習:授業を振り返り、講義ノートを整理し、確認しておく。
10(概要)日本の官僚制度の変遷と日本政治
(内容)日本の高度経済成長に寄与した官僚制度に関する歴史的変遷、特徴、それから政策形成過程への影響について理解を深めることを目的とする。
(運営方法)講義
(予・復習)事前に配布した関係資料を読んでおく。              復習:授業を振り返り、講義ノートを整理し、確認しておく。
11(概要)主権国家と国際政治理論
(内容)ドイツ30年戦争を終結させたウェストファリア条約によって、主権国家体制を確立した。現在200を超える主権国家によって構成される国際社会はさまざまな問題を抱える。それらの問題発生の原因を説明しようとするのが国際政治理論である。ここでは、国際政治理論の類型および内容について習得することを目的とする。
(運営方法)講義
(予・復習)ウェストファリア条約など関係資料を読んでおく。           復習:授業を振り返り、講義ノートを整理し、確認しておく。
12(概要)戦後の国際政治①冷戦と二極化
(内容)第二次世界大戦後、冷戦二極構造という特殊な国際システムは米ソをはじめとする東西両陣営の対立を持続させた。ここでは、東西冷戦の発生原因及び過程について理解を深めることを目的とする。
(運営方法)講義
(予・復習)事前に配布した関係資料を読んでおく。              復習:授業を振り返り、講義ノートを整理し、確認しておく。
13(概要)戦後の国際政治②冷戦後の地域紛争
(内容)冷戦後、イデオロギー対立によっての国家間の緊張関係が大幅に緩和されたが、国際社会が新たな危機ー民族浄化を含む地域紛争に直面している。ここでは、地域紛争の発生原因を追究することを目的とする。                                          (運営方法)講義
(予・復習)予習:事前に配布した関係資料を読んでおく。           復習:授業を振り返り、講義ノートを整理し、確認しておく。
14(概要)戦後の国際政治③対テロ戦争
(内容)2001年9月11日、アメリカで起こった同時多発テロ事件によって、冷戦後に、形成されつつある新たな世界秩序を変え、国際社会に大きな不安を与えた。今日もテロ事件が後をただないため、テロは人類社会にとって最も脅威の一つとなっている。ここでは、テロ発生の原因などについて究明することで、テロ対策を考えることを目的とする。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:事前に配布した関係資料を読んでおく。           復習:授業を振り返り、講義ノートを整理し、確認しておく。
15(概要)総括
(内容)14回の授業の学びを総括する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:講義ノートを整理し、確認しておくこと。                                                                 復習:講義ノートの全体を読み直し、期末試験に臨むこと。 
関連科目 政治学1  
教科書 特になし、原則として、毎回、適宜に資料を配布する。  
参考書 佐々木  毅『政治学講義』(東京大学出版会)、川出良枝ほか『政治学』(東京大学出版会)  
オフィスアワー  
領域比率:災害マネジメント  
領域比率:パブリックセキュリティ  
領域比率:グローバルセキュリティ  
領域比率:情報セキュリティ  
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