タイトル「2016年度危機管理学部」、フォルダ「2016年度危機管理学部 - (共通)
シラバスの詳細は以下となります。
科目ナンバー   RMGT/SSCS1154 
科目名   統計学2  
担当教員   清水 千弘  
対象学年   1年   開講学期   後期  
曜日・時限   水3  
講義室   1207   単位区分   選  
授業形態   講義   単位数  
授業概要・キーワード 我々の日常生活は確率によって支配されているといっても過言ではない。協議スポーツ,危機管理などにおいても,その中で行われる意思決定は,事前に与えられた確率に基づき行われる。そのような確率とその特性を知るためには,確率論の知識が必要となる。また,組織・チームや個人について,集団の特性を数量的に捉えようとするとき,その構成要素をすべて調べることが難しい。そのようなときには,ある一部に対象を限定してそこから全体を推し量ることが行われる。そこでは標本抽出という操作が必要とされる。実務的には,アンケート調査や製品検査でのサンプル調査をどう評価するのか,意味のあるアンケートや検査を実施するにはどうすればよいかなどという問題となる。統計学2では,このような問題を解決するための基礎的な技法を学ぶ。

キーワード:確率分布,二項分布,ポアソン分布,正規分布,検定  
授業の目的 講義の中心は,主要な確率分布の特性の学習に置かれる。危機管理,競技スポーツ,経済予測・標本調査・品質管理・市場調査・各種のモデル分析,意思決定など多くの局面で必要となる基本事項を,できる限り実例と理論と実習を交互に交えて学習する。  
到達目標 主たる確率分布の特性を理解し,その確率分布を踏まえた行動ができるようになることを目的とする。具体的には,競技スポーツ,危機管理などにおいて,どの様な事象と対応した確率分布,それに対応した特性を正確に理解できるようになる。  
履修条件 なし  
成績評価の方法 以下の項目により総合的に評価する。
授業への貢献・出席:40%(出席回数が10回を下限として加算する)
学期期間中におけるレポート:20%
学期末試験:40%
【評価基準】
  S  到達目標を十分に達成し,極めて優秀な成果を修めている。
  A  到達目標を十分に達成している。
  B  到達目標を達成している。
  C  到達目標を最低限達成している。  
授業区分
内容
1(概要) ガイダンス
(内容)  授業の概要,目的,到達目標および授業の方法について説明を行う。評価規準について説明する。とりわけスポーツ科学部・危機管理学部の専門領域おける統計学の位置づけを解説する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:なし
復習:統計学を学習することの意義を整理する。
2(概要)確率とは?
(内容)確率を学習していく上での数学的基礎,確率の定義,主要な確率分布としてはどの様なものがあるのかを学習する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:なし
復習:順列・組み合わせの計算問題
3(概要)確率とは?
(内容)確率を学習していく上での数学的基礎,確率の定義,主要な確率分布としてはどの様なものがあるのかを学習する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:なし
復習:順列・組み合わせの計算問題
4(概要)確率変数と確率分布1-確率変数と分布・期待値-
(内容)確率とは何か,確率変数とは何かまたは,その統計量としての期待値,分散などを学習する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:身近な確率に何があるのかを調べる。
復習:期待値の計算方法を整理する。
5(概要)確率変数と確率分布2-分散・共分散・相関係数-
(内容)分散・共分散・相関係数の計算方法を学習する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:統計学1で学習した分散,共分散,相関係数の計算方法を整理し直す。
復習:指定された統計量を電卓を用いて計算できるようにする。
6(概要)主な確率分布1-二項分布1-
(内容) 確率分布の中で最も基礎的な分布となる二項分布について学習する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:二者択一の選択として,どのような選択があるのかを調べ整理する。
復習:二項分布の特性を整理する。
7(概要)主な確率分布2-二項分布2-
(内容)二項分布における確率の計算方法と期待値・分散の計算方法,その応用を学ぶ。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:順列・組み合わせの計算方法。復習:指定された課題において,二項分布の各確率を計算し,図示する。
8(概要)主な確率分布3-ボアソン分布-
(内容)二項分布の発展系として,ポアソン分布を学ぶ。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:二項分布とポアソン分布の違いを調べる。
復習:指定された課題において,ポアソン分布表を用いて各確率を求め,図示する。
9(概要)主な確率分布4-正規分布1-
(内容)正規分布の特性について,標準正規分布と併せて学習する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:正規分布とポアソン分布との関係を調べる。
復習:PCを用いて正規分布を作成する。
10(概要)主な確率分布5-正規分布2-
(内容)正規分布表の読み方を習得し,各種確率を計算する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:標準正規分布の特性を整理する。
復習:正規分布表を用いて,指定された確率を計算する。
11(概要)推定の理論・標本統計量の誤差
(内容)推定理論・標本理論の基礎を学習する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:標本とは何を意味するのかを調べる。
復習:標本平均と誤差について整理する。
12(概要)検定の理論
(内容)統計学では,検定という手続きが行われる。ここでは,統計学で言う検定の意義と方法を学習する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:統計学でいう検定とは何を意味するのかを調べる。
復習:指定された教材を用いて検定統計量を求め,その有意確率を求める。
13(概要)標本の検定
(内容)検定を行う場合,標本の場合では,いくつかの留意すべき問題がある。ここでは,標本の検定について学ぶ。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:標本の母集団では,それぞれの統計量を見るときにどのような違いがあるのかを調べる。
復習:指定された教材を用いて検定統計量を求め,その有意確率を求める。
14(概要)分散分析
(内容)二つの集団の相違を見るために,分散分析と呼ばれる方法によって調べられる。ここでは,分散分析の基礎と差の検定に関して学習する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:差の検定について調べる。
復習:指定された教材を用いて検定統計量を求め,その有意確率を求める。
15(概要) 統計学2のまとめ
(内容) これまでの授業での学びを振り返り,統計的思考の重要性,これからの応用可能性を各個人毎に考える。
(運営方法) 講義
(予・復習) 予習:授業のノートの全体を振り返る。
復習:統計学は専門を学ぶ上でどのように利用できるかを整理する。
関連科目 統計学1,数学1.2.  
教科書 『市場分析のための統計学入門』朝倉書店,適宜プリントを配信する。  
参考書  
オフィスアワー  
領域比率:災害マネジメント  
領域比率:パブリックセキュリティ  
領域比率:グローバルセキュリティ  
領域比率:情報セキュリティ  
Copyright (c) 2016 NTT DATA KYUSHU CORPORATION. All Rights Reserved.