タイトル「2016年度危機管理学部」、フォルダ「2016年度危機管理学部 - (共通)
シラバスの詳細は以下となります。
科目ナンバー   RMGT/SSCS1102 
科目名   哲学2  
担当教員   上野山 晃弘  
対象学年   1年   開講学期   後期  
曜日・時限   木1  
講義室   1205   単位区分   選  
授業形態   講義   単位数  
授業概要・キーワード 豊かな将来社会を創造するためには、現代社会の中で深刻化する諸問題を考察し解決に導くための公共哲学の知識が不可欠である。この科目では、公共哲学の代表的な理論を学び、公共的な思考法の習得をめざす。そのことにより、現代社会で生じている諸問題を公共哲学的な観点から考察する能力を獲得することが本科目の目的である。
(授業内容)
この授業では、公共哲学の基礎理論についての知識を習得し、さらにその理論の現代的意義について考察する。具体的には、哲学者自身のテキストを丁寧に読解しつつ、公共哲学の代表的な理論について学び、そこに表現された公共的思考法を習得する。また、現代社会の諸問題を視野に入れながら、公共哲学の基礎理論がいまを生きる私たちにとってどのような意義を有するかを考察する。
(授業方法)
講義を中心に行う。また、グループディスカッションを積極的に行うことにより、学生が自ら考えて理解を深めることができるように授業を進行する。
(キーワード)
公共的思考法、現代社会と公共哲学、自主創造  
授業の目的 歴史上、卓越した哲学者たちは、時代の危機に直面して、従来とは異なる新たな思考法や価値観を自ら創造してきた。この授業では、日本大学の自主創造の理念のもと、公共的思考法の基礎知識を習得し、現代社会の諸問題を公共哲学的な観点から考察するための能力を獲得することを目的とする。  
到達目標 (知識・理解)重要な公共哲学の理論についての知識を習得し、その意味を深く理解することができる。(資料活用の技能)哲学者自身のテキストを読解し、自ら解釈することができる。(思考・判断・表現)公共哲学の理論の意味やその現代的意義を自ら考察し、表現できる。(関心・意欲・態度)現代社会の諸問題との関係の中で公共的思考法を自ら実践することができる。  
履修条件 条件を設けない。  
成績評価の方法 以下の方法で総合的に評価する。
リアクションペーパー:50%
授業内試験:50%  
授業区分
内容
1(概要)公共哲学を学ぶ意義
(内容)授業の概要や目的、到達目標、成績評価の方法について詳細な説明を行う。また、今後の授業内容を紹介しつつ、危機管理学部とスポーツ科学部において公共哲学を学ぶことの意義について考察する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:シラバスを読む。復習:授業内容について理解を深め、公共哲学を学ぶ意義についてさらに考察する。
2(概要)公共哲学(1)カント
(内容)カントが創造した公共的思考法について学ぶ。また、その現代的意義について深く考察する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:カントに関する基礎知識について図書館やインターネットを活用して調べる。復習:授業内容について理解を深め、カントの公共的思考法の現代的意義についてさらに考察する。
3(概要)公共哲学(2)J.S.ミル
(内容)J.S.ミルが創造した公共的思考法について学ぶ。また、その現代的意義について深く考察する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:J.S.ミルに関する基礎知識について図書館やインターネットを活用して調べる。復習:授業内容について理解を深め、J.S.ミルの公共的思考法の現代的意義についてさらに考察する。
4(概要)公共哲学(3)カントとJ.S.ミルとの対話
(内容)カントとJ.S.ミルが創造した公共的思考法の理論的・実践的可能性について、さらに批判的に検討しつつ考察を深める。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:カントとJ.S.ミルの公共哲学理論を批判的に考察する。復習:授業内容について理解を深め、カントとJ.S.ミルの公共的思考法の理論的・実践的可能性についてさらに考察する。
5(概要)第5回 公共哲学(4)アーレント
(内容)アーレントが創造した公共的思考法について学ぶ。また、その現代的意義について深く考察する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:アーレントに関する基礎知識について図書館やインターネットを活用して調べる。復習:授業内容について理解を深め、アーレントの公共的思考法の現代的意義についてさらに考察する。
6(概要)公共哲学(5)ハーバーマス
(内容)ハーバーマスが創造した公共的思考法について学ぶ。また、その現代的意義について深く考察する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:ハーバーマスに関する基礎知識について図書館やインターネットを活用して調べる。復習:授業内容について理解を深め、ハーバーマスの公共的思考法の現代的意義についてさらに考察する。
7(概要)公共哲学(6)アーレントとハーバーマスとの対話
(内容)アーレントとハーバーマスが創造した公共的思考法の理論的・実践的可能性について、さらに批判的に検討しつつ考察を深める。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:アーレントとハーバーマスの公共哲学理論を批判的に考察する。復習:授業内容について理解を深め、アーレントとハーバーマスの公共的思考法の理論的・実践的可能性についてさらに考察する。
8(概要)公共哲学(7)ホルクハイマー・アドルノ
(内容)ホルクハイマー・アドルノが創造した公共的思考法について学ぶ。また、その現代的意義について深く考察する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:ホルクハイマー・アドルノに関する基礎知識について図書館やインターネットを活用して調べる。復習:授業内容について理解を深め、ホルクハイマー・アドルノの公共的思考法の現代的意義についてさらに考察する。
9(概要)公共哲学(8)ヨナス
(内容)ヨナスが創造した公共的思考法について学ぶ。また、その現代的意義について深く考察する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:ヨナスに関する基礎知識について図書館やインターネットを活用して調べる。復習:授業内容について理解を深め、ヨナスの公共的思考法の現代的意義についてさらに考察する。
10(概要)公共哲学(9)ホルクハイマー・アドルノとヨナスとの対話
(内容)ホルクハイマー・アドルノとヨナスが創造した公共的思考法の理論的・実践的可能性について、さらに批判的に検討しつつ考察を深める。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:ホルクハイマー・アドルノとヨナスの公共哲学理論を批判的に考察する。復習:授業内容について理解を深め、ホルクハイマー・アドルノとヨナスの公共的思考法の理論的・実践的可能性についてさらに考察する。
11(概要)公共哲学(10)ロールズ
(内容)ロールズが創造した公共的思考法について学ぶ。また、その現代的意義について深く考察する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:ロールズに関する基礎知識について図書館やインターネットを活用して調べる。復習:授業内容について理解を深め、ロールズの公共的思考法の現代的意義についてさらに考察する。
12(概要)公共哲学(11)サンデル
(内容)サンデルが創造した公共的思考法について学ぶ。また、その現代的意義について深く考察する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:サンデルに関する基礎知識について図書館やインターネットを活用して調べる。復習:授業内容について理解を深め、サンデルの公共的思考法の現代的意義についてさらに考察する。
13(概要)公共哲学(12)ロールズとサンデルとの対話
(内容)ロールズとサンデルが創造した公共的思考法の理論的・実践的可能性について、さらに批判的に検討しつつ考察を深める。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:ロールズとサンデルの公共哲学理論を批判的に考察する。復習:授業内容について理解を深め、ロールズとサンデルの公共的思考法の理論的・実践的可能性についてさらに考察する。
14(概要)公共哲学と現代社会の諸問題
(内容)歴史上、哲学者たちが時代の危機に直面しながら生み出した新たな公共的思考法の特徴やその意義についてあらためて考察する。そして、現代社会の諸問題との関係の中で公共的思考法を自ら実践する。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:講義ノートの全体を読み直す。復習:この授業での学びをあらためてふり返り、自分自身の考えをさらに深める。
15(概要)総括
(内容)この授業での学びを総括し、公共的思考法に関するまとめの考察を行う。
(運営方法)講義
(予・復習)予習:講義ノートの全体を読み直す。復習:公共的思考法の現代的意義についてさらに自らの考えを深める。
関連科目 哲学1、論理学1・2、宗教学1・2  
教科書 毎回の授業内に資料を配付する。  
参考書 授業内に適宜指示する。  
オフィスアワー  
領域比率:災害マネジメント  
領域比率:パブリックセキュリティ  
領域比率:グローバルセキュリティ  
領域比率:情報セキュリティ  
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